三宅孝太郎の新作が
2006年1月20日に発売!

日本人の「ヘソ」を描いた意欲作
『天皇家はこうして続いてきた』
KKベストセラーズ・ベスト新書(定価950円+税)


◇以下は本書からの抜粋です◇

「日本」という国号と「天皇」の称号が生まれたとされる天武朝から現在まで、約1600年ものあいだ、一つの王家が同一の国号のもとに存続した国は世界に類をみません。そのあいだに、天皇は数多くの脅威に見舞われてきたにもかかわらず、誰もその存続を絶ちきることはできませんでした。
……わたしは「こうして永続してきた」という歴史的事実を重視したい。事実の積み重ねのなかから「天皇不滅」を浮かびあがらせたいのです。


全国の書店にて
お買い求めください。



2004年5月刊行

『戦国茶闘伝    
-天下を制したのは、
名物茶道具だった-』

洋泉社の新書yシリーズ
(税込み756円)


以下は「はじめに」からの抜粋です。


  戦国物語は、なにも血なまぐさい
  戦乱物語だけではない。
  ほほえましくも、涙ぐましい
  までの、茶闘物語でもあった。
  いわゆる〈国盗り物語〉は、
 〈名物(茶道具)盗り物語〉
  でもあった。


全国の書店にて
お買い求めください。


「悪女」はこうして生まれた

2003年3月刊行
筑摩書房・ちくま新書
定価700円+税

神話のパンドラを悪女の始祖として、
日本のアベ・サダにいたるまで、
古今東西の「悪女」を
紀元前から二十世紀まで、
三宅孝太郎が描写しつくしました。


以下、『「悪女」はこうして生まれた』の
「はじめに」から一部を抜粋して
ご紹介いたします。



「はじめに」からの抜粋

「悪女」には、条件がある。
 絶対条件は美貌、それも男を魅了させてやまないセックス・アピールがあること。そのうえ行動力があり、頭もよい。ただし教養は問わない。鼻先に教養をぶらさげたようなのは、「悪女」たりえない。
 こうした条件を満たした女性が、時代の社会規範に反した行動に走った場合、または、その魅力のうちにとてつもない毒をふくんだ女性、これを「悪女」という。一昔前までは、男性中心の社会規律からはみ出した女性をすべからく、男は悪女と呼んでさげすんだものだが、それとも異なることを明記しておきたい。


2003年3月6日
三省堂書店神田本店
新書の平積みコーナー。
中央の下が「悪女」です。
好調な売れ行きでした。


(お店の方にお許しをいただき撮影しました)